美しいほうへ進む
日々のさまざまな決断で迷ったとき、私はこう考えるようにしています。もちろん、自分が選択した美しさが正しいとは限らないと思っています。美しさの反対側には、また別の美しさがあると思っていますし、時と場合によって、変わっていくものだと思います。だからこそ、美しいほうへ進めるかどうかって悩むことが、ものすごく考えがいのあるテーマだなって思うんです。より高い精度でその選択をするためには、平穏な気持ちで過ごすことや、人の思いやりを忘れないこと、ダメだったら別のやり方を考えられる柔軟さなど、日常での心の持ちようも大切なんじゃないかなって感じます。ときには失敗や不完全さも受け入れ、そんな状況すらも楽しむことも必要だと思いますし、さまざまな状況に応じて、美しい選択ができるかどうかを普段から少しでも意識するだけで、随分と結果は変わってきたと、しみじみ感じています。いいものづくりをしていくため、これからも「迷ったときは、美しいほうへ進む」を考え続けていきたいです。
代表取締役社長 新田 一也